レッドベルベット（1999年生、母ハートフルスピーチ）

レッドベルベット（1999年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「赤いビロード」。毛色は栗毛。種牡馬のラムタラ（当時7歳）と交配したハートフルスピーチが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の一般C3 C4-10。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

4月21日、デビュー戦は高橋明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未出走（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は416kg。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未出走（新潟芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月30日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた5戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

10月20日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

10月26日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋明騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

12月31日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、大晦日特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（2003年）

1月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒカルカリーナからクビ差の2着に惜敗した。

2月1日、中2週で迎えた13戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、一般C3 C4（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3 C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢則雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた15戦目は、ゆきやなぎ特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3 C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は平沢則雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月26日、中4週で迎えた17戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、れんげそう特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3 C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山侯彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルレアールから2馬身半差の2着となった。

5月31日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、一般C3 C4-10（高崎ダート1330m 雨/不良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のウエスタンアキラに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月11日、中9週で迎えた20戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた21戦目は、オーガスト特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月6日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた23戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 雪/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。