プリフロオールイン（2021年生、母サンコロネット）

プリフロオールイン（2021年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のAnimal Kingdom（当時13歳）と交配したサンコロネットが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は笠松牧場。2024年に黒潮皐月賞、高知優駿及び黒潮菊花賞を制して高知三冠を達成するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笠松牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、恵比寿興業那須野牧場によって880万円で落札された。

打越勇児厩舎（高知）へ入厩。

2歳（2023年）

8月27日、デビュー戦は永森大智騎手を鞍上に据えて、2歳（高知ダート800m 晴/重）に出走。馬体重は434kg。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、ウオタカに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた2戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のエクレウス特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジョウショーラインに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月14日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦のぶんじじ喜寿記念特別（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンウォリアーに5馬身の差をつけて1番人気に応えた。

10月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のネクストスター高知（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリケアサブルに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月28日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳戦の金の鞍賞（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリケアサブルに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3歳（2024年）

2月4日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦の土佐水木特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワンウォリアーに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月6日、中8週で迎えた7戦目は、3歳戦の仙台屋桜特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサノノスピードを3/4馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月5日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で宮川実騎手（6戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサノノスピードに6馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

6月16日、中5週で迎えた9戦目は、3歳戦の高知優駿（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮川実騎手（7戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンウォリアーに7馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

8月4日、中6週で迎えた10戦目は、3歳戦の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宮川実騎手（8戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマジックセブンに5馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

11月7日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳戦の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で宮川実騎手（9戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。