アンゼンカイウン（1986年生、母ダイナスポート）
Anzen Kaiun
1986.04.02
アンゼンカイウン（1986年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアーテイアス（当時12歳）と交配したダイナスポートが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三榮牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着4回、地方46戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。
経歴
デビュー前
諏訪富三厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（1989年）
4月22日、デビュー戦は柴崎勇騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったワンモアニードユーにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。
5月7日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。
5月27日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。
6月11日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴崎勇騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、スプレンディドランに交わされて3馬身半差の2着となった。
6月25日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で柴崎勇騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。
10月1日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ワンダーアスリートに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。
10月15日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアーティショーンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
10月28日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシージョイフルに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
4歳（1990年）
10月20日、約12か月の休養明けで迎えた9戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。
11月11日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。
12月9日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。
12月23日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武藤善則騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず14着に終わった。
5歳（1991年）
1月15日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。
4月16日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、神保忠三騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。
5月4日、中2週で迎えた15戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で神保忠三騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。
5月27日、中2週で迎えた16戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で神保忠三騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。
6月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で神保忠三騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。
6月25日、中1週で迎えた18戦目は、星川兼一郎騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。
7月9日、中1週で迎えた19戦目は、中鉢利弘騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。
7月23日、中1週で迎えた20戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のエムエフノーザンに8馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。
8月15日、中2週で迎えた21戦目は、オーガストスプリント（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は神保忠三騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。
9月9日、中3週で迎えた22戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は星川兼一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。
9月24日、中1週で迎えた23戦目は、長月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は神保忠三騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。
10月8日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で神保忠三騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。
10月21日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で神保忠三騎手（7戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。
12月2日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で神保忠三騎手（8戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。
6歳（1992年）
4月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から31kg絞って迎えた27戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で神保忠三騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。
5月12日、中3週で迎えた28戦目は、皐月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で神保忠三騎手（10戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。
5月24日、中1週で迎えた29戦目は、山口修騎手を鞍上に迎えて、一般A3（上山ダート1700m 雨/重）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。
6月8日、中1週で迎えた30戦目は、白谷正美騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（上山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。
8月16日、中9週で馬体重を前走から29kg増やして迎えた31戦目は、一般B3ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は神保忠三騎手（11戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。
10月11日、中7週で迎えた32戦目は、一般B3イ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で神保忠三騎手（12戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。
7歳（1993年）
4月18日、約6か月半の休み明けで迎えた33戦目は、一般D3イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は白谷正美騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。
5月3日、中1週で迎えた34戦目は、一般D3ロ（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は神保忠三騎手（13戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のカミノマッチレスに2馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。
5月17日、中1週で迎えた35戦目は、一般D2ニ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で神保忠三騎手（14戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。
5月30日、中1週で迎えた36戦目は、一般D2ハ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で神保忠三騎手（15戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。
6月15日、中1週で迎えた37戦目は、一般D2ハ（上山ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で神保忠三騎手（16戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヨコハマナイトに半馬身の差をつけて雨下の激戦を制した。
6月29日、中1週で迎えた38戦目は、一般D2イ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で神保忠三騎手（17戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のチョウカイグレートに3/4馬身の差をつけて5勝目を収める
7月13日、中1週で迎えた39戦目は、一般D1ニ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で神保忠三騎手（18戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったグランドチグサからアタマ差の2着に甘んじた。
7月25日、中1週で迎えた40戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、一般D1（上山ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリダンディに2馬身の差をつけて6勝目をマークした。
8月13日、中2週で迎えた41戦目は、一般C3ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は神保忠三騎手（19戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。
8月22日、連闘で迎えた42戦目は、一般C3イ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で神保忠三騎手（20戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールシイバーに2馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。
9月5日、中1週で迎えた43戦目は、セプテンバーカップ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったナラシノブルボンから5馬身差の2着に敗北した。
9月20日、中1週で迎えた44戦目は、一般C2ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は神保忠三騎手（21戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったオパールキングからハナ差の2着に甘んじた。
10月4日、中1週で迎えた45戦目は、一般C2ハ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で神保忠三騎手（22戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。
10月18日、中1週で迎えた46戦目は、オータムカップ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で神保忠三騎手（23戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。
11月1日、中1週で迎えた47戦目は、一般C3イ（上山ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で神保忠三騎手（24戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったセンターユウユウから1馬身差の2着に敗北した。
11月14日、中1週で迎えた48戦目は、一般C2ハ（上山ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で神保忠三騎手（25戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。
11月28日、中1週で迎えた49戦目は、一般C3（上山ダート1700m 小雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で神保忠三騎手（26戦4勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。
8歳（1994年）
4月10日、約4か月半の休み明けで迎えた50戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で神保忠三騎手（27戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。
4月27日、中1週で迎えた51戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で神保忠三騎手（28戦4勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。
5月9日、中1週で迎えた52戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で神保忠三騎手（29戦4勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。
5月22日、中1週で迎えた53戦目は、一般C1ハ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中鉢利弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。
6月5日、中1週で迎えた54戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は神保忠三騎手（30戦4勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。
6月20日、中1週で迎えた55戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は中鉢利弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。
7月4日、中1週で迎えた56戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中鉢利弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。
7月17日、中1週で迎えた57戦目は、冨士木秀四郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。
8月8日、中2週で迎えた58戦目は、一般C2イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は神保忠三騎手（31戦4勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。
11月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた59戦目は、一般C2ロ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は山口修騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。