オウハ（2006年生、母グッドルックス）

オウハ（2006年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「桜を制する」。毛色は芦毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時7歳）と交配したグッドルックスが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、地方27戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の白鶴まるカップ(B1)。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

10月11日、デビュー戦は中村将之騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 小雨/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

3歳（2009年）

2月8日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4月5日、中7週で迎えた4戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

6月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の槍ヶ岳賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

7月11日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

8月29日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

9月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月24日、連闘で馬体重を前走から5kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフェザーズビーンを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

10月12日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミステリアスガイに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のガネーシャに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセレスマリオットに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月24日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセレスマリオットに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月16日、中2週で迎えた14戦目は、大阪スポーツ賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（6戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったゴールドピアースに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月3日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（7戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクスイーティーに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月19日、中1週で迎えた16戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（8戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったアバランチイナリに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（9戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のセレスダイヤモンドを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

5月8日、中6週で馬体重を前走から27kg減らして迎えた19戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

10月10日、中6週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月18日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着を確保した。

5歳（2011年）

1月15日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

3月27日、中9週で迎えた26戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

5月9日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、桂浜盃（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月31日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、藻川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトーホウリッチを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月25日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に敗れた。

11月10日、中6週で迎えた30戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のタガノコンプリートに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月1日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（10戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヨドノブラボーに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月20日、中2週で迎えた32戦目は、天然温泉あま湯特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（11戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のドンイースターに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

6歳（2012年）

1月10日、中2週で迎えた33戦目は、白鶴まるカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（12戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトウケイストロングをアタマ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

1月31日、中2週で迎えた34戦目は、猪名川彫刻の道特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（13戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた35戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、フェブラリーカップ（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた36戦目は、三菱電機オーロラビジョン特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた37戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた38戦目は、天然温泉あま湯特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた39戦目は、フラワーセンター特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

5月15日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた40戦目は、丹波茶特別（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

5月30日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた41戦目は、フェニックス共済特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた42戦目は、オッズパーク特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は田野豊三騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。