パワーチャンス（2005年生、母ミスエビス）

パワーチャンス（2005年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「力＋チャンス」。毛色は鹿毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時20歳）と交配したミスエビスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は貞広賢治。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害2戦0勝、地方5戦3勝。主な勝ち鞍は2009年の一般C12。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月8日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

10月14日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（2008年）

6月22日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた5戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C9（荒尾ダート1300m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

12月31日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、一般C15（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（2009年）

1月21日、中2週で迎えた7戦目は、一般C15（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムオオドリーに3/4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月3日、中1週で迎えた8戦目は、一般C12（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のカツイチビークァイに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

7月1日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、一般C12（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸彦騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトシイチロマンに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月6日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた11戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

11月7日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に終わった。