セトノウルトラ（1999年生、母スピーカーミラ）

セトノウルトラ（1999年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラッシングジョン（当時14歳）と交配したスピーカーミラが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は山岸康。戦績は、地方20戦6勝2着4回。2002年の園田ダービー(地方重賞)に勝利した他、2002年の菊水賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藪田孝男厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2001年）

8月1日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は493kg。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月30日、中3週で迎えた2戦目は、松浦高宏騎手を鞍上に迎えて、2歳F1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスタンフェイスをクビ差制して初白星を挙げた。

9月12日、中1週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のセカンドトライ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のセカンドトライ（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエンゼルベルに5馬身の差をつけて優勝

10月31日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のプリンスリートロフィー（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のマッキーエクセルに1馬身3/4の差をつけて3勝目をゲットした。

11月28日、中3週で迎えた6戦目は、2歳G3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（3戦2勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

3歳（2002年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳T1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤木高太郎騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったクインキャストから半馬身差の2着に敗北した。

3月13日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のデイリースポーツ社賞（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤木高太郎騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の園田ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で赤木高太郎騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマッキーエクセルに3馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

5月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G3の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で赤木高太郎騎手（7戦3勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で赤木高太郎騎手（8戦3勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フジヤマデュラブにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月10日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で赤木高太郎騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマッキーマイケルをクビ差振り切って5勝目を収める

9月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、オータムカップ（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で赤木高太郎騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のロードバクシンをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2003年）

4月23日、約7か月の休養明けで迎えた14戦目は、フォレストステーション波賀特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で赤木高太郎騎手（11戦5勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

5月28日、中4週で迎えた15戦目は、地方重賞の園田フレンドリーカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で赤木高太郎騎手（12戦5勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キウィダンスに3/4馬身交わされて2着となった。

6月27日、中3週で迎えた16戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

8月14日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた17戦目は、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（13戦5勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トロットヒーローに交わされて7馬身差の2着となった。

9月18日、中4週で迎えた18戦目は、播磨町大中遺跡特別（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（14戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた19戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（15戦5勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5歳（2004年）

4月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、淡路いざなぎ特別（園田ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。