キウィダンス（1999年生、母Warning Express）

キウィダンス（1999年8月28日）は、ニュージーランドで生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は青毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時7歳）と交配したWarning Expressが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、地方35戦12勝2着3回。2003年、2004年と園田フレンドリーカップ(地方重賞)を連覇した他、2003年の読売レディス杯(牝地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角田輝也厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2001年）

10月9日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。馬体重は494kg。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のセンターファーストに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のペアータッチに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月4日、中4週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のキクノホープに半馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

3歳（2002年）

1月1日、中3週で迎えた4戦目は、3歳地方重賞の新春ジュニア（中京(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のファインカイザーをクビ差制して負け知らずの4連勝を決めた。

1月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイムクイーンから2馬身差の2着に敗北した。

3月22日、中8週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（5戦4勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のマッキーマイケルに2馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

5月1日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G3の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で吉田稔騎手（6戦5勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で吉田稔騎手（7戦5勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉田稔騎手（8戦5勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着を確保した。

9月16日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で吉田稔騎手（9戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトモシロメリーに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月16日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で吉田稔騎手（10戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた12戦目は、ひいらぎ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉田稔騎手（11戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のカンセイグローバルに2馬身半の差をつけて7勝目を奪取した。

12月15日、中3週で迎えた13戦目は、G2のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は13戦連続で吉田稔騎手（12戦7勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で吉田稔騎手（13戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2003年）

2月13日、中5週で迎えた15戦目は、地方重賞の梅見月杯（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は15戦連続で吉田稔騎手（14戦7勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた16戦目は、地方重賞のマイル争覇（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で吉田稔騎手（15戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のシャンハイブルースをアタマ差制して8勝目を奪取した。

4月28日、中8週で迎えた17戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で吉田稔騎手（16戦8勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた18戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の園田フレンドリーカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセトノウルトラを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って9勝目を挙げた。

7月22日、中7週で迎えた19戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（17戦8勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

8月26日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（18戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のバハムートを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月8日、中5週で迎えた21戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（19戦9勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったホクザンフィールドにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

11月3日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定オープンの’03TCKディスタフ（大井ダート1790m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（20戦9勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた23戦目は、G3の全日本サラブレッドカップ（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（21戦9勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

5歳（2004年）

2月24日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、地方重賞のマイル争覇（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（22戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったホシオーから2馬身半差の2着に敗北した。

3月22日、中3週で迎えた25戦目は、G3の黒船賞（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田稔騎手（23戦9勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田稔騎手（24戦9勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた27戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、G3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月2日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた28戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の園田フレンドリーカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパープルモンクに1馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

7月20日、中6週で迎えた29戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

10月15日、中8週で迎えた31戦目は、地方重賞のスプリント（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るピュアルネッサンスを上がり0位の末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

11月3日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定地方重賞のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月17日、中1週で迎えた33戦目は、地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2005年）

1月4日、中6週で迎えた34戦目は、ハンデ地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月19日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた35戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

2月4日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた36戦目は、地方重賞の梅見月杯（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。