アイムクイーン（1999年生、母マチカネハバネラ）

アイムクイーン（1999年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャーディー（当時13歳）と交配したマチカネハバネラが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方32戦7勝2着4回。2002年の新春ペガサスカップ(地方重賞)に勝利した他、2002年の新緑賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柳沢好美厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

4月25日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアトミックジャパンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月12日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた3戦目は、2歳（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月11日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、2歳（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で千葉津代士騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた5戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のサンカムイに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

8月16日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ5（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンデーカロから3馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中2週で迎えた7戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で渋谷裕喜騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

11月6日、中7週で迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイワノミカヅキに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

11月21日、中1週で迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のサラプリンセス特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラブリータキオンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

12月30日、中5週で迎えた10戦目は、田辺弘騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、カンセイグローバルにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

3歳（2002年）

1月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキウィダンスに2馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

2月24日、中5週で迎えた12戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

4月1日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のカイテキパンサーに2馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

5月5日、中4週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月23日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、白バラ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた16戦目は、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（6戦3勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のサラ・クイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、バハムートに半馬身交わされて2着となった。

9月16日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（8戦3勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月16日、中3週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた19戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

11月21日、中4週で迎えた20戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般A6 B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、モンスターカールに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2003年）

1月10日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた21戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の白富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた22戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、群雄特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマリノヒカリに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月28日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の観梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定のハンデ戦の神奈川弥生盃（川崎ダート2000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

10月8日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた25戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、観月賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた26戦目は、七里ガ浜特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の小春特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた28戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、初冬特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた29戦目は、イルミネーション特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

5歳（2004年）

1月16日、中4週で迎えた30戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、若竹特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた31戦目は、カトレア短距離特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた32戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた33戦目は、梅月特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた34戦目は、弥生特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。