アンフィトリテ（2015年生、母アドマイヤフッキー）

アンフィトリテ（2015年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話に登場する海の女神。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時7歳）と交配したアドマイヤフッキーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦3勝。2018年のマーガレットステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,400万円（6万×400口）で一口馬主が募集された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

9月18日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイランカラプテに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳500万下のさざんか賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバーニングペスカをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

3歳（2018年）

2月24日、中9週で迎えた3戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のオジョーノキセキをクビ差振り切って負け無しの3連勝を決めた。

10月14日、約7か月半の休養明けで迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず11着に敗れた。

4歳（2019年）

7月14日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた6戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。17着に終わった。

12月1日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

5歳（2020年）

1月19日、中6週で迎えた8戦目は、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

2020年1月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。