ドラゴンシャンハイ（2002年生、母レディカンムリ）

ドラゴンシャンハイ（2002年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「竜＋父名」。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時13歳）と交配したレディカンムリが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、中央平地1戦1勝、地方20戦7勝2着4回。2005年の東京湾カップ(地方重賞)に勝利した他、2008年のエトワール賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、橋本牧場から「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

出川龍一厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2004年）

6月18日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は469kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエアフォルクをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2005年）

1月1日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラドランバーラを半馬身振り切って久々の実戦を制した。

1月30日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のタケショウヤマトに2馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

6月23日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のブルーマルゼンに2馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

8月16日、中7週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

4歳（2006年）

6月15日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた6戦目は、ファンシーレイン特別（船橋ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月27日、中5週で迎えた7戦目は、ハンデ戦のアレキサンドライト特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したグリーンベイを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月10日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、葉月特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したコアレスチャージにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月22日、中5週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた9戦目は、ハンデ戦の夢待月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のキセキテーストに4馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

10月19日、中3週で迎えた10戦目は、夕刊フジ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で石崎隆之騎手（9戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

5歳（2007年）

3月5日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、春風スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で石崎隆之騎手（10戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のロイヤルキャプテンに4馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

4月5日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の春興特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で石崎隆之騎手（11戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ベルモントノーヴァにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月30日、中3週で迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルモントコロナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月25日、約5か月の休み明けで迎えた14戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の月の雫特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の良月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

6歳（2008年）

4月1日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、桜波スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のプライベートエリアに1馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

5月22日、中6週で迎えた17戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のエトワール賞（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったラブストレングスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月19日、中3週で迎えた18戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月17日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月11日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

7歳（2009年）

1月7日、中3週で迎えた21戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。