アドマイヤザルミナ（2019年生、母アドマイヤキュート）

アドマイヤザルミナ（2019年2月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時10歳）と交配したアドマイヤキュートが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳C2二。

経歴

デビュー前

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月15日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

10月10日、中7週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

12月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

3月26日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

8月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

2022年8月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月25日、中3週で迎えた8戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルバーサドルに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1十（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアパショナードに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したアオイスイセイを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中1週で迎えた11戦目は、岩洞湖賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた12戦目は、ゼラニウム賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた13戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（5戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るファキュルテを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月30日、中1週で迎えた14戦目は、B2（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るムーンフェアリーを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って断トツの支持に応えた。

4歳（2023年）

4月3日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、オレンジプリンセス賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（7戦4勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

5月2日、中3週で迎えた16戦目は、一般B1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本政聡騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般B1（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で山本政聡騎手（9戦4勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた18戦目は、ラビットイヤー賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で山本政聡騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた19戦目は、ダンデライオン賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で山本政聡騎手（11戦4勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた20戦目は、ストラクター特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山本政聡騎手（12戦4勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた21戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で山本政聡騎手（13戦4勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で山本政聡騎手（14戦4勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したソレンニータに3/4馬身届かず2着となった。

8月21日、中1週で迎えた23戦目は、カリブラコア賞（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で山本政聡騎手（15戦4勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた24戦目は、テレトラック十和田賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で山本政聡騎手（16戦4勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1二（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は18戦連続で山本政聡騎手（17戦4勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた26戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた27戦目は、エメラルドピンク賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1五（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（18戦4勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウムートを半馬身振り切って勝利をモノにする

11月27日、中1週で迎えた29戦目は、ブルースピネル賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（19戦5勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた30戦目は、B1三組（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（20戦5勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

5歳（2024年）

3月30日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（21戦5勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（22戦5勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（23戦5勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。