ユメノナカヘ（2011年生、母ニシノユメヲミセテ）

ユメノナカヘ（2011年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「夢の中へ。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時14歳）と交配したニシノユメヲミセテが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は小西ファーム。戦績は、中央平地11戦0勝、中央障害2戦0勝、地方27戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2015年の平庭闘牛大会しらかば場所賞(一般C1三)。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月15日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 小雨/稍重）に出走。馬体重は444kg。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた3戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

10月20日、中4週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

3歳（2014年）

3月23日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

5月17日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg戻して迎えた10戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。17頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月31日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

10月25日、中7週で迎えた12戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月28日、中6週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた14戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったイイヴィに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月2日、連闘で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた15戦目は、初春レース（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマヨッチャンに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月11日、連闘で馬体重を前走から7kg戻して迎えた16戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のプラネットマジックを3/4馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

3月23日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、岩手の鼓動スタート（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた18戦目は、福寿草（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したローアンドオーダーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月11日、連闘で迎えた19戦目は、座禅草（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた20戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、岩泉町龍泉洞まつり（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に敗れた。

5月5日、中0週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月24日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、新緑賞（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田洋騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

6月1日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田洋騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のパープルベストに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月15日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で千田洋騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

6月22日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で千田洋騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた26戦目は、よこての全国線香花火大会賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で千田洋騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた27戦目は、華やぎのきもの筑紫野ゆかた賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で千田洋騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた28戦目は、海と高原のまちひろの賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（6戦2勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したキッズアベリアを差し切れず、1馬身差の2着となった。

8月17日、中1週で迎えた29戦目は、平庭闘牛大会しらかば場所賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のビューロクラートに2馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

8月23日、連闘で迎えた30戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったタイセイオーシャンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中1週で迎えた32戦目は、小鳥谷まつり賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた33戦目は、みちのく千厩赤ちゃん相撲賞（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（11戦3勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた34戦目は、一般B2八（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で関本淳騎手（12戦3勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミナスジェライスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた35戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、北三陸くじ冬の市賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、アンワンワールドにクビ差交わされて2着となった。

11月14日、中1週で迎えた36戦目は、希望郷いわて国体開催記念釜石市賞（水沢ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は関本淳騎手（13戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた37戦目は、希望郷いわて国体開催記念久慈市賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた38戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月31日、中0週で迎えた39戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

5歳（2016年）

1月11日、中1週で迎えた40戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、平庭高原スキー場まつり賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったケイジースワローに詰め切れず、8馬身差の2着となった。