ディアデルレイ（2011年生、母ディアデラノビア）

ディアデルレイ（2011年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王の日（西）。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したディアデラノビアが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2017年のマーチステークス(ハンデG3)で2着に入った他、2017年の福島民友カップ(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額5,000万円（12.5万×400口）で一口馬主が募集された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

9月29日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラステラを豪快な末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

11月30日、中8週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったキングズオブザサンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3歳（2014年）

1月19日、中6週で迎えた3戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた4戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

6月15日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月4日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシングンジョーカーをアタマ差振り切って2勝目を奪取した。

11月29日、中7週で迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

4歳（2015年）

3月28日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

7月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の栗子特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

10月25日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったパドルウィールに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月14日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のロッカフラベイビーを半馬身振り切って雨下の一戦を制した。

5歳（2016年）

1月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（7戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダイワインパルスに2馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

10月22日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したドリームキラリにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月20日、中3週で迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のクインズサターンに1馬身1/4の差をつけて5勝目を手にした。

6歳（2017年）

2月25日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、総武ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったインカンテーションにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中3週で迎えた21戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、オアシスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

7月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、Jpn3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡巧也騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月17日、中8週で迎えた23戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

11月19日、中8週で迎えた24戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のブライトアイディアに2馬身の差をつけて6勝目をマークした。

12月9日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のサンライズノヴァに4馬身の差をつけて制した。

7歳（2018年）

1月21日、中5週で迎えた26戦目は、G2の東海ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

3月25日、中8週で迎えた27戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

4月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、G3のアンタレスステークス（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（4戦2勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

7月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で勝浦正樹騎手（5戦2勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月12日、中4週で迎えた30戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で勝浦正樹騎手（6戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

10月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

12月5日、中4週で迎えた32戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、S2の勝島王冠（大井ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

8歳（2019年）

2月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、地方重賞の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、タービランスに交わされて2馬身差の2着となった。

4月9日、中6週で迎えた34戦目は、S3のブリリアントカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

5月22日、中5週で迎えた35戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、S1の大井記念（大井ダート2000m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた36戦目は、S3のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

8月22日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた37戦目は、地方重賞のスパーキングサマーカップオープン他地区所属（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

10月9日、中6週で迎えた38戦目は、S3の埼玉新聞栄冠賞（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセンチュリオンに7馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

2019年10月28日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。