サバンナテソーロ（2020年生、母クリムゾンフレア）

サバンナテソーロ（2020年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アメリカの河川+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のBeach Patrol（当時7歳）と交配したクリムゾンフレアが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山口忠彦。主な勝ち鞍は2023年のSAGAリベンジャーズ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山口忠彦から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、了德寺健二ホールディングスによって660万円で落札された。

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月27日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3歳（2023年）

3月26日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

2023年4月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5月21日、中7週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた3戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカドゥケウスに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の風待月賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したカムカムキリシマにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、デルマウッチャリに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中3週で迎えた6戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月20日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦のBRびわこより愛をこめて賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川島拓騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のVTuber古月アイル3周年記念（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサンマルマインドに2馬身半の差をつけて2勝目を収める

9月24日、中2週で迎えた9戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のFUJI 応援グッズ販売記念レース（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したミフネに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

10月23日、連闘で迎えた11戦目は、うまてなしDX賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のゴッドスイートビーに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月12日、中2週で迎えた12戦目は、古伊万里酒造「古伊万里」賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサイモンカリンをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月26日、中1週で迎えた13戦目は、小雪特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた14戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、おひつじ座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したブレーヴジャーニーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

12月24日、中1週で迎えた15戦目は、佐藤哲三さん来場記念（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

4歳（2024年）

1月13日、中2週で迎えた16戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた17戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、初空月賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた18戦目は、楽天競馬杯貯まる使えるポイント還元賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた19戦目は、麗月賞（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（7戦2勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のウインラフィネを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

3月8日、中1週で迎えた20戦目は、夢見月賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（8戦3勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサンマルブライトに1馬身の差をつけて優勝

3月16日、連闘で迎えた21戦目は、がんばらんば!長崎の酪農応援賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（9戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったシゲルチータに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月6日、中2週で迎えた22戦目は、青海大樹騎手を鞍上に迎えて、陽春賞（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた23戦目は、春茜賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、レットイットゴーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。