アヴォーリオ（2015年生、母イシブミ）

アヴォーリオ（2015年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「象牙（伊）。５月１３日（本馬の誕生日）の誕生石。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時11歳）と交配したイシブミが20歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は鳥谷勝彦。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上C2-5。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鳥谷勝彦から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

ターファイトクラブにて総額700万円（7万×100口）で一口馬主が募集された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

4月8日、デビュー戦は長岡禎仁騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

7月7日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では末脚がパッとせず17着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

10月14日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた8戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエールマリアージュに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月27日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメイショウキシドウに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のモナーキズムを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

12月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のイソノプレシャスに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2019年）

1月25日、中3週で迎えた12戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、ズバリに感謝!還暦記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた13戦目は、草萌賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたヒルノコルドバ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた14戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、サンモントレーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月8日、中1週で迎えた15戦目は、OKB大垣共立銀行創立記念杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた16戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、春の金沢競馬は楽天競馬で楽しみましょう特（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた17戦目は、楽天競馬はスマホでも便利です特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（4戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた18戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（5戦4勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた19戦目は、楽天競馬でポイントざくざく賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

5歳（2020年）

3月16日、約9か月半の休養明けで迎えた20戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のチューリップ賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天与の闘争本能で諦めることなく走り切り、4着に入り込んだ。

3月29日、中1週で迎えた21戦目は、大阪転勤杯池田記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のハナミズキ賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた23戦目は、九谷茶碗祭り特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた24戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月31日、中2週で迎えた25戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパルクフェルメに1馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6月13日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホワイトヘブンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月4日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイセイハーモニーに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月22日、中6週で迎えた28戦目は、秋風月賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた29戦目は、さがけいば最終レースは19時台（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C1-8（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹吉徹騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で竹吉徹騎手（7戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた33戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた34戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったハクアイオウに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月13日、中1週で迎えた35戦目は、ムーンライト特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（8戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

12月27日、中1週で迎えた36戦目は、ケフェウス座特選（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6歳（2021年）

1月16日、中2週で迎えた37戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、迎春特選（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（10戦3勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C1-10（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（11戦3勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上C1-10（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（12戦3勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上C1-10（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（13戦3勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。