プリンセスヌビア（2008年生、母フジムスメ）

プリンセスヌビア（2008年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ヌビア（エジプトの地名）の王女」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアフリート（当時24歳）と交配したフジムスメが10歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タツヤファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方21戦11勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上C1-5。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月6日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

3歳（2011年）

4月2日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

8月3日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアストレア特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

10月30日、中7週で迎えた5戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のウェイアウトバジーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月5日、連闘で迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 38（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホッコーマドンナに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月19日、中1週で迎えた7戦目は、長崎街道田代宿賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のシゲルウジサトに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月18日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

12月24日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のウインジョーカーをクビ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2012年）

1月22日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のミスターサムに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月11日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のコスモチャートインに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月17日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のカシノマイラヴを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

4月22日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（6戦5勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のベルモントタッチに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月3日、中1週で迎えた14戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のエアガガに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月1日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトシザティアラに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月7日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（9戦7勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（10戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のトシザティアラに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

9月1日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（11戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（12戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（13戦8勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

12月1日、中6週で迎えた23戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山下貴光騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた24戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、ホークス杯（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。