ウェイアウトバジー（2008年生、母エーデルダムール）

ウェイアウトバジー（2008年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ジャズの曲名。母母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーリーズン（当時9歳）と交配したエーデルダムールが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。戦績は、中央平地3戦0勝、地方32戦10勝2着7回。主な勝ち鞍は2013年の一般B2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鎌田正嗣から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、社台コーポレーションによって105万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

4月17日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の加賀獅子吼賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

9月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた4戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた5戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したプリンセスヌビアにクビ差届かず2着となった。

11月19日、中2週で迎えた6戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシエーナスプレーマに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月11日、中2週で迎えた7戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のパドルボードに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2012年）

1月3日、中2週で迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリュミエールゲランに4馬身の差をつけて優勝

1月22日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエアガガに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月5日、中1週で迎えた10戦目は、雪割草賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスナオニアイシテに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月4日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイーストエンドをクビ差だけ差し切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

4月8日、中4週で迎えた12戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコスモクルトゥーラを3/4馬身振り切って圧巻の7連勝を決めた。

4月23日、中1週で迎えた13戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったリュウノツバサをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

5月5日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヴァリエンテを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

5月19日、中1週で迎えた15戦目は、2012盛岡競馬開幕記念（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したコウギョウハーブにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般B1三 B2一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた17戦目は、いよかずらレース（水沢ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた18戦目は、ジュライカップ（水沢ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた19戦目は、おいしいチャレンジ賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた20戦目は、大原だるま祭りレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡哉騎手（8戦2勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で山本聡哉騎手（9戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

12月3日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で山本聡哉騎手（10戦2勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で山本聡哉騎手（11戦2勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた24戦目は、JA江刺江刺金札米賞（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は13戦連続で山本聡哉騎手（12戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5歳（2013年）

1月6日、連闘で迎えた25戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、もりおか雪あかりレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、国見平温泉レース（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（13戦2勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったキタイセユニバースに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月6日、中1週で迎えた27戦目は、岩手騎手魂子ども達の夢、応援します（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（14戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のマイネアイーダを半馬身振り切って9勝目をつかんだ。

4月22日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた28戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（15戦3勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

5月18日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた29戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（16戦3勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ダンストンリアルに半馬身交わされて2着となった。

6月1日、中1週で迎えた30戦目は、とおの物語の館開館記念レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（17戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のマイネルレジェールに2馬身の差をつけて優勝

7月15日、中3週で迎えた32戦目は、ジョッキーズチームマッチ第1戦絆（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったシルクタイタンにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

7月28日、中1週で迎えた33戦目は、盛岡花火の祭典レース（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（18戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヒロノキョウシュウに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた34戦目は、盛岡舟っこ流しレース（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（19戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた35戦目は、ツリフネソウレース（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（20戦4勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。