ナムラエクシード（2006年生、母ナムラマリオン）

ナムラエクシード（2006年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋限界を卓越する」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したナムラマリオンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は伊藤和明。戦績は、中央平地17戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

10月25日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ヒシコモンズに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月9日、中1週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、アイディンパワーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったマルカフリートにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のメジロライダーに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月27日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのさざんかステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

3歳（2009年）

2月8日、中5週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

5月3日、中9週で迎えた8戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月20日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエレガントスピーチをクビ差振り切って雨中の激闘を制した。

8月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

11月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のみちのく特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4歳（2010年）

1月10日、中6週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の水路閣特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず14着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（6戦1勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

3月20日、中5週で迎えた16戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月4日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の千種川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。