カリスタグローリ（1988年生、母ロツチテスコ）

Kalista Glory

1988.03.11

カリスタグローリ（1988年3月11日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時16歳）と交配したロツチテスコが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地6戦3勝。1991年のクリスタルカップ(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

8月12日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレガシーオブゼルダを別次元の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

3歳（1991年）

3月10日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハートインナウに1馬身3/4の差をつけて久々の実戦を物にした。

3月24日、中1週で迎えた3戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦2勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のユウキトップランに1馬身3/4の差をつけて初の重賞タイトルを手に入れた。

6月2日、中6週で迎えた5戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月15日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（5戦3勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。