トーセンサンクス（2004年生、母トーセンシンガー）

トーセンサンクス（2004年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ありがとう」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時9歳）と交配したトーセンシンガーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は小倉光博。戦績は、中央平地10戦0勝2着3回、地方7戦0勝。

経歴

デビュー前

斎藤宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月21日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は438kg。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンエンタティナーを捕まえ切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月12日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田中博康騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったザリーンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2007年）

1月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田中博康騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

4月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で田中博康騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったコスモリリーにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で田中博康騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

6月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で田中博康騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

6月30日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

8月5日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は田中博康騎手（8戦0勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月10日、中4週で迎えた11戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般A2一（盛岡ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた13戦目は、FM岩手杯（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

10月21日、連闘で迎えた14戦目は、3歳戦のウイナーカップ（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

12月15日、中7週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた15戦目は、一般A2二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

4歳（2008年）

1月25日、中5週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた16戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ガーネット特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた17戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、菜の花特別（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。