サンエンタティナー（2004年生、母コメットハンター）

サンエンタティナー（2004年4月8日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「太陽＋（職業的）芸人」。毛色は青鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時12歳）と交配したコメットハンターが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）安藤牧場。主な勝ち鞍は2006年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、安藤牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤信之によって210万円で落札された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月21日、デビュー戦は塚田祥雄騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトーセンサンクスに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた2戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

12月16日、中5週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

3歳（2007年）

1月21日、中4週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は塚田祥雄騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

3月18日、中3週で迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

10月27日、約7か月半の休養明けで迎えた7戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

12月22日、中4週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4歳（2008年）

3月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた11戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

6月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月3日、中4週で迎えた13戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月13日、中5週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のコアレススイフトをクビ差制して久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。