リアルトウショウ（1995年生、母セリナトウショウ）

リアルトウショウ（1995年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時16歳）と交配したセリナトウショウが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信成牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方10戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の一般C3六七。

経歴

デビュー前

二分久男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

8月29日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は496kg。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた3戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた4戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

11月15日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

4歳（1999年）

7月17日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月14日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月5日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

11月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から33kg増やして迎えた10戦目は、田中守騎手を鞍上に迎えて、一般C5-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったホクセツランナーからクビ差の2着となった。

12月18日、中3週で迎えた11戦目は、一般C5-4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中守騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のジュベルラピュタンに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C5-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中守騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミルソプラノに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2000年）

1月16日、中2週で迎えた13戦目は、一般C4-4（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中守騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のユーワシアターに3/4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月5日、中2週で迎えた14戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（高知ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタフネスランナーに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月16日、中9週で迎えた15戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中守騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-1（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中守騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のアイレットハンターに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中守騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったビクトリアサドンから半馬身差の2着に敗北した。

6月10日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた18戦目は、一般C2-1（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中守騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のダイコクグロリーに6馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

7月20日、中5週で迎えた19戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマツノノギクに4馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。