セイコースペシャル（2004年生、母スコールイ）

セイコースペシャル（2004年3月14日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時9歳）と交配したスコールイが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地26戦3勝2着5回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月23日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウイビリーブに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2007年）

1月14日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

2月24日、中5週で迎えた3戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4月1日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったタケデンヴィーナスにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月13日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下の芍薬賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月23日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

4歳（2008年）

1月12日、中6週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田善臣騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で柴田善臣騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

3月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で柴田善臣騎手（10戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で柴田善臣騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクリノラブゴールドを半馬身振り切って制した。

11月1日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で柴田善臣騎手（12戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で柴田善臣騎手（13戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したケイアイエーデルにアタマ差届かず2着に甘んじた。

12月20日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で柴田善臣騎手（14戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシベリアンバードを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5歳（2009年）

1月18日、中3週で迎えた16戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のメインヴォーカルに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手に入れた。

2月14日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（15戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（16戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、4着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（17戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスピードアタックに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6月6日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（18戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したエノクに半馬身届かず2着に敗北した。

11月14日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（19戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（20戦2勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

6歳（2010年）

5月15日、約5か月半の休み明けで迎えた24戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（21戦2勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月13日、約5か月半の休養明けで迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（22戦2勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

7歳（2011年）

1月19日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた28戦目は、’11ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた29戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、野島崎特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

4月22日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、卯月賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は山田信大騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた31戦目は、ハンデ戦の閃光スプリント（船橋ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

6月23日、中6週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた32戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の短夜特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

9月22日、約3か月の休み明けで迎えた33戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の東京中日スポーツ盃（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のふじのくに爽秋特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた35戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の千葉日報賞（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

11月14日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた36戦目は、ハンデ戦のカムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた37戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。