テルキーネス（2015年生、母レディベローナ）

テルキーネス（2015年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話に登場する妖精」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時6歳）と交配したレディベローナが20歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。2018年のオパールカップ(M2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

7月8日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたフィルハーモニー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月11日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

12月23日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

3歳（2018年）

4月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた6戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンタガールに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳M2のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のエメラルド賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のオニキス賞（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた12戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

9月17日、中3週で迎えた13戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、FM岩手杯（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた14戦目は、シリウス賞（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた15戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、ターフチャレンジ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

11月24日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、シュウメイギク賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

12月8日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた18戦目は、カンザキアヤメ賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた19戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート850m 小雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

4歳（2019年）

3月25日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

3月31日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は小林凌騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、トウショウブランドに交わされて4馬身差の2着となった。

4月8日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ロミオに交わされて2馬身半差の2着となった。

4月15日、連闘で迎えた23戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（11戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林凌騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（12戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のレッドフィエルテをアタマ差振り切って2勝目を手に入れた。

5月28日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ウインタリエンテに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月4日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（13戦2勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブルーデザイナーに3/4馬身交わされて2着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1三（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は小林凌騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、サンシャンペーンに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた30戦目は、浄土ヶ浜賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた31戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ジャパンジョッキーズカップ第2戦（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（14戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のアモーレジョディーをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

8月11日、中1週で迎えた33戦目は、盛岡花火の祭典賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（15戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた34戦目は、田瀬湖賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（16戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた35戦目は、夏油賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（17戦3勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月15日、連闘で迎えた36戦目は、ターフチャレンジ（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（18戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた37戦目は、オクトーバーカップ（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（19戦3勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた38戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1000m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた39戦目は、一般B2五（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。