コスモカムイ（2002年生、母ゴツドサミー）

コスモカムイ（2002年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋神（アイヌ語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロイヤルタッチ（当時9歳）と交配したゴツドサミーが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は畔高牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方13戦2勝2着4回。2005年のキングで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、畔高牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって472.5万円で落札された。

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

12月25日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（2005年）

1月10日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

3月5日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

4月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

5月5日、中4週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた5戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、鯉のぼり賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテーマミュージックを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

5月19日、中1週で迎えた6戦目は、一般C9（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトキワノタケヒデに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月25日、連闘で迎えた7戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シンワロバリーに交わされて2馬身差の2着となった。

6月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳オープンのキング（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルヨサンデーを捕まえ切れず、8馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた9戦目は、花奈ちゃん満一歳おめでとう（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトキワノタケヒデに5馬身の差をつけて優勝

8月13日、中6週で迎えた10戦目は、百日草特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4歳（2006年）

1月6日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた11戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プリンセスフレアに交わされて3馬身差の2着となった。

1月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた13戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた14戦目は、一般C9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

3月30日、連闘で迎えた15戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で宮下瞳騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4月20日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宮下瞳騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた17戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。