オオタニジムチョウ（2009年生、母モードマニア）

オオタニジムチョウ（2009年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名＋事務長」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時21歳）と交配したモードマニアが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はファニーフレンズファーム。戦績は、中央平地32戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の七重浜特別(500万下)。

経歴

デビュー前

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月10日、デビュー戦は竹之下智昭騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

11月6日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

12月17日、中5週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は竹之下智昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったグラスメジャーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（2012年）

1月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3月3日、中7週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したエクスプローラーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルモントフェスタを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月14日、中2週で迎えた8戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月16日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したシルクブルックリンに半馬身届かず2着となった。

7月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の七重浜特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月5日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（6戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオビーディエントをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月25日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

4歳（2013年）

2月24日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は増沢由貴子騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた14戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見所を作れず14着に敗れた。

4月28日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は竹之下智昭騎手（8戦1勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

6月22日、中7週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の長万部特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入った。

7月14日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（10戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた18戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の七重浜特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のブルーピアスを3/4馬身振り切って3勝目をマークした。

8月31日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（函館芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（11戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

5歳（2014年）

6月15日、約9か月半の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のUHB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（12戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず最後はレヴァンタールと並んで8着同着となった。

6月21日、連闘で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（13戦1勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

8月3日、中5週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（14戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

9月6日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で竹之下智昭騎手（15戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず最後はカディーシャと並んで10着同着となった。

12月28日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

6歳（2015年）

1月4日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月8日、中8週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

4月26日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月20日、中7週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

7月26日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7歳（2016年）

1月10日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

2月21日、中5週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（16戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

4月24日、中8週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。