ブルーピアス（2009年生、母フジノバンナ）

ブルーピアス（2009年2月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「青いピアス」。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時21歳）と交配したフジノバンナが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は水丸牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着1回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2014年の飯坂温泉特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、水丸牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、水丸牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、田島榮二郎によって189万円で落札された。

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

11月26日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3歳（2012年）

2月19日、中8週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた4戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

4月15日、中4週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月29日、中1週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月31日、中4週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインシャイン特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のパティオパーチェに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月21日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

8月18日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に49kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた11戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

10月21日、中4週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず16着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた13戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のサウスビクトルに2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

12月2日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の浜名湖特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦1勝）。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り18着に終わった。

4歳（2013年）

2月2日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦1勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた17戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の岡崎特別（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

5月4日、中5週で迎えた18戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。

6月23日、中6週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

6月30日、連闘で迎えた20戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の七重浜特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたオオタニジムチョウ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の手稲山特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

11月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

11月16日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

5歳（2014年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のカハラビスティーに2馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

3月2日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（5戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

4月12日、中5週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって15着に敗れた。

5月18日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

8月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた29戦目は、3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

10月5日、中5週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。5着を確保した。

11月15日、中5週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の飯坂温泉特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のインスペードをハナ差振り切って4勝目を獲得した。

6歳（2015年）

2月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。