ツーリスト（2005年生、母ミステリーツアー）

ツーリスト（2005年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「観光客」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時13歳）と交配したミステリーツアーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）シンユウファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方28戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の貴裕・陽子結婚記念(一般B4-6)。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月12日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

5月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

5月18日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

7月29日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳B9（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコアレスバードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバトルオーブに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月17日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B4（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のノゾミアローに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月14日、中3週で迎えた8戦目は、3歳B2（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミススターリングに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルカンデンオーに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で平瀬城久騎手（5戦5勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた11戦目は、FMリスナーズ・チャレンジ杯（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で平瀬城久騎手（6戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブラックダリアに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた12戦目は、池本徳子騎手を鞍上に迎えて、第1戦「加賀友禅賞」（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヴィーナスイモンを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

11月23日、連闘で迎えた13戦目は、貴裕・陽子結婚記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（7戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイアイナイスデーに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2009年）

1月2日、中5週で迎えた14戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したショワサージュを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエーシンベロシティを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた17戦目は、スターライト賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた19戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月30日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小松丈二騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小松丈二騎手（7戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で小松丈二騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小松丈二騎手（9戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で小松丈二騎手（10戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で小松丈二騎手（11戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で小松丈二騎手（12戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で小松丈二騎手（13戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。