ヴィーナスイモン（2004年生、母ニシノラプソディー）
Venus Imon
2004.02.14
ヴィーナスイモン（2004年2月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「美の女神（ギリシャ神話）＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時12歳）と交配したニシノラプソディーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方17戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2七八。
経歴
デビュー前
小西一男厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2006年）
10月29日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。
11月18日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。
3歳（2007年）
3月31日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。
4月28日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。
9月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。
10月29日、中4週で迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のフォックスフェイス賞（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミッシーマインドを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。
11月12日、中1週で迎えた7戦目は、カシオペア特別（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアルファスマイルに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
11月26日、中1週で迎えた8戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したパープルパンチを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。
12月10日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-4（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコウエイレインボーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
4歳（2008年）
7月20日、約7か月半の休養明けで迎えた10戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。
8月23日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。
9月7日、中1週で迎えた12戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。
10月13日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユウキオマージュに約16馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。
11月4日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホワイトチャームに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
11月18日、中1週で迎えた15戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、第1戦「加賀友禅賞」（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツーリストに5馬身の差をつけて6勝目を収める
12月26日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1九十（大井ダート1500m 内回り 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ダンノスパイダーにクビ差交わされて2着に惜敗した。
5歳（2009年）
1月20日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイショウベリーを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。
2月16日、中3週で迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、如月特別（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、リープトゥフェイムに3/4馬身交わされて2着に敗北した。
3月24日、中4週で迎えた19戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、杉並区特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。
4月8日、中1週で迎えた20戦目は、おおぐま座特別（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。
4月20日、中1週で迎えた21戦目は、豊島区特別（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。
5月11日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。
6月1日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1九（大井ダート1600m 内回り 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。
7月10日、中5週で迎えた24戦目は、千代田区特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。
7月24日、中1週で迎えた25戦目は、さそり座特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。