アマミハリケーン（1990年生、母メイワセリラ）

アマミハリケーン（1990年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のパークリージエント（当時9歳）と交配したメイワセリラが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤本牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着2回、中央障害2戦0勝、地方9戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

1月10日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月27日、中8週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナミノオーを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

5月22日、中7週で迎えた4戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

4歳（1994年）

1月15日、約7か月半の休養明けで迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

3月5日、中6週で迎えた7戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったヒロホルダーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月23日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小林久晃騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコイブミに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

8月27日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

12月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入った。

5歳（1995年）

1月14日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小林久晃騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、スロクケンザンに交わされて3馬身差の2着となった。

1月28日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で小林久晃騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

2月11日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で小林久晃騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月26日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で小林久晃騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエヌワイスリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

4月22日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林久晃騎手（9戦2勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の石和特別（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（10戦2勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

8月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

11月25日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月9日、中1週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で瀬古正明騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（1996年）

5月2日、約5か月の休養明けで迎えた23戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、米山特別（三条ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったファイブコバンからクビ差の2着に惜敗した。

5月23日、中2週で迎えた24戦目は、晩春特別（新潟(地)ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた25戦目は、小嶋耕輝騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた26戦目は、あじさい特別（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋耕輝騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月8日、連闘で迎えた27戦目は、盛夏特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋耕輝騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた28戦目は、清流特別（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小嶋耕輝騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた29戦目は、豊栄記念（新潟(地)ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小嶋耕輝騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月24日、中9週で迎えた30戦目は、井上尊紀騎手を鞍上に迎えて、深秋特別（三条ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた31戦目は、春日山特別（三条ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上尊紀騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。