ジョーセクレタリー（1992年生、母ジョーセイバー）

ジョーセクレタリー（1992年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時9歳）と交配したジョーセイバーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、中央平地26戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は1997年のドンカスターステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

坪正直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

4月29日、デビュー戦は山田和広騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は412kg。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったドラゴンレディーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホウユウプリンスに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月3日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下のあざみ賞（京都芝1400m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマルブツライトに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

8月12日、中5週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の駒場特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（4戦2勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

9月17日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田和広騎手（6戦2勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた8戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

11月19日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の花背特別（京都芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は山田和広騎手（7戦2勝）。17頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

4歳（1996年）

5月5日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（8戦2勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

5月18日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（9戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、クニノサンキューに交わされて4馬身差の2着となった。

6月1日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（10戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

8月3日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（11戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のゲイリーロッキーに1馬身1/4の差をつけて3勝目を掴み取った。

9月1日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の臥牛山特別（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（12戦3勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したフーイナムにクビ差届かず2着となった。

9月15日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の洞爺湖特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山田和広騎手（13戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のロングリリーフに1馬身1/4の差をつけて4勝目をマークした。

10月19日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、京洛ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田和広騎手（14戦4勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたランフォーローズ決め手に屈してハナ差の2着となった。

11月10日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のドンカスターステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田和広騎手（15戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山田和広騎手（16戦4勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5歳（1997年）

5月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、桶狭間ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山田和広騎手（17戦4勝）。17頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

7月12日、中7週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた20戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のサマーステークス（ウインズ八幡改築記念）（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入った。

9月14日、中8週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は山田和広騎手（18戦4勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、フサイチヒロシに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

10月18日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（19戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月8日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた23戦目は、4歳以上1600万下のドンカスターステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（20戦4勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマザーメリーを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

6歳（1998年）

1月10日、中8週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（21戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた25戦目は、5歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（22戦5勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

3月29日、中6週で迎えた26戦目は、5歳以上1600万下の遠州灘ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（23戦5勝）。17頭立ての10番人気で大外17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。