ラーゴブルー（2014年生、母ベネンシアドール）

ラーゴブルー（2014年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「青い湖（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時13歳）と交配したベネンシアドールが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方9戦6勝2着2回。2019年のマリーンカップ(牝Jpn3)に勝利した他、2018年の東京シンデレラマイル(牝S3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

1月7日、デビュー戦はV.シュミノー騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

2月26日、中6週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

5月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

7月30日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

8月26日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

9月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトゥザクラウンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月12日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスセソールに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2018年）

1月2日、中2週で迎えた8戦目は、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエスシーエイトを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

1月30日、中3週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアルゴノートに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月27日、中3週で迎えた10戦目は、フェブラリースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のギンザマトリックスに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月22日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定戦の’18 ティアラカップ（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、逃げるコスモフットライトを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月25日、中4週で迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファイトユアソングを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

7月5日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月16日、中5週で迎えた14戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ2（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシングンレガシイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

9月20日、中4週で迎えた15戦目は、マイルグランプリトライアル（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったニシノラピートに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月15日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定オープンのシンデレラマイルトライアル（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に牝馬ながら58kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持続力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のファイトユアソングに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月30日、中5週で迎えた17戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（6戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のニシノラピートをアタマ差振り切ってファンの支持に応えた。

5歳（2019年）

4月17日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（7戦5勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイアンテーラーを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3連勝で重賞ウィナーの称号をゲットした。

7月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（8戦6勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月22日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた20戦目は、地方重賞のスパーキングサマーカップオープン他地区所属（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（9戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた21戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

2019年11月21日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。