トーアラビリンス（2009年生、母トーアビバリーヒル）

トーアラビリンス（2009年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋迷宮」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時12歳）と交配したトーアビバリーヒルが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は（有）トーア牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方20戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2012年の一般C3五。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

4月28日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた2戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

6月30日、中5週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

9月2日、中8週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた6戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパープルベストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のリュウノスケに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月6日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3七（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のニシノブンブンマルに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

11月20日、中1週で迎えた9戦目は、祝村本那月ちゃん誕生記念（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキーンリーにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月18日、中3週で迎えた10戦目は、一般C3五（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のオメガチビマルコに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2013年）

3月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、一般B4-2（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田弘治騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジーニーをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

3月28日、連闘で迎えた13戦目は、三引獅子舞特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田弘治騎手（7戦4勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったパープルベストに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月9日、中1週で迎えた14戦目は、能登さくら駅特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で藤田弘治騎手（8戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ニシノブンブンマルに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた15戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、たけちゃんバースデーカップ（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったバンブトンカツに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中1週で迎えた16戦目は、千枚田田植え特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月18日、中5週で迎えた17戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

8月27日、中9週で迎えた18戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、祝結婚!佐谷・守屋・八木杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた19戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月24日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた20戦目は、ブーブーたかや誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ヒシカツリーダーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中3週で迎えた21戦目は、金沢湯涌創作の森特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた22戦目は、「霊峰白山」賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったオーシャンに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

11月19日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、スピリチュアルツアー特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（10戦4勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた25戦目は、山中座舞台開き特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（11戦4勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。