アラベスクパンシェ（2018年生、母ディクシーゴールド）

アラベスクパンシェ（2018年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「バレエのポーズの一つ」。毛色は鹿毛。種牡馬のベーカバド（当時11歳）と交配したディクシーゴールドが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中館牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳C2五。

経歴

デビュー前

竹内正洋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

10月31日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

3歳（2021年）

4月10日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

8月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた4戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエミージョを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、クイーンネモシンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコーチェラに9馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月12日、中1週で迎えた7戦目は、一般C1十（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ツカサに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月1日、中6週で迎えた8戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、ホームカミングにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスクリームイーグルに2馬身の差をつけて優勝

4歳（2022年）

1月11日、中2週で迎えた10戦目は、馬い!八丈島レモンジャム発売記念（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、勝ったレイジングリヴァーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月16日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ハイガーデンに交わされて2馬身半差の2着となった。

2月28日、中1週で迎えた12戦目は、雪割草賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野沢憲彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた13戦目は、馬い!甘い!あやの新タマネギ食べてや!（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で野沢憲彦騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた14戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、ハナミズキスプリント（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた15戦目は、いるかスプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

5月30日、中3週で迎えた16戦目は、ラベンダー特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた17戦目は、馬い!はつうみ卵はサンサンエッグ記念（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

7月24日、中4週で迎えた18戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた19戦目は、馬い!卵はサンサンエッグ記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で野沢憲彦騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい5着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野沢憲彦騎手（11戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた21戦目は、エフケイバ成田10周年記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野沢憲彦騎手（12戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ウェイクールに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月24日、中3週で迎えた22戦目は、ジュエルミネーションはよみうりランド（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で野沢憲彦騎手（13戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

12月2日、中5週で迎えた23戦目は、馬い!八丈島青レモン発売記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で野沢憲彦騎手（14戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた24戦目は、馬い!男は善一ブラック記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で野沢憲彦騎手（15戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に終わった。

5歳（2023年）

1月19日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で野沢憲彦騎手（16戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で野沢憲彦騎手（17戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月15日、中4週で迎えた27戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で野沢憲彦騎手（18戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月11日、中3週で迎えた28戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（19戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず11着に敗れた。

9月29日、約5か月の休み明けで迎えた30戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（20戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた31戦目は、11月12日芝山はにわ祭5年ぶりに開催!（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（21戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた32戦目は、浜町商店街ボディケア治Osamu3周年（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（22戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、アイリーンテーラーに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた33戦目は、馬い!卵はサンサンエッグ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野沢憲彦騎手（23戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

6歳（2024年）

1月19日、中4週で迎えた34戦目は、一般C3二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野沢憲彦騎手（24戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、かなり厳しいペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた35戦目は、I_LOVE_MILKいばらき茨ちち賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で野沢憲彦騎手（25戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた36戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3二三（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（26戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた38戦目は、一般C3一二（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（27戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた39戦目は、一般C3二三イ（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（28戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた40戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（29戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。