マリノパシフィカス（2014年生、母スペリオルダンサー）

マリノパシフィカス（2014年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母母母名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフリオーソ（当時10歳）と交配したスペリオルダンサーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は広富牧場。主な勝ち鞍は2017年の3歳C1二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ベーシカル・コーチング・スクールから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、矢野まり子によって270万円で落札された。

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月10日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は424kg。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

3歳（2017年）

2月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4月9日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメタルフリーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったローズピンクに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月7日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したボンジュールボーラを差し切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた6戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るツクバネを豪脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の駒松・駒桜賞（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月12日、連闘で迎えた8戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアフタヌーンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

6月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の綾鷹賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の稲瀬とうもろこしモギモギ賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のサンゴールド賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた12戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るピースワンハーツを豪脚でクビ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。

9月11日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

9月23日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、ちゃぐぽんは滝沢市のゆるキャラです賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビューロクラートに7馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

11月19日、中7週で迎えた15戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雪/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

4歳（2018年）

1月28日、中9週で迎えた16戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月11日、中5週で迎えた17戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた18戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた21戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月13日、中9週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2019年）

1月20日、中9週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 小雨/良）に出走。鞍上は上野翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

2月3日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月31日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた27戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた28戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（2020年）

7月18日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。13着に終わった。

8月30日、中5週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木慶太騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木慶太騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木慶太騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木慶太騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木慶太騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木慶太騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

7歳（2021年）

5月8日、約5か月の休み明けで迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木慶太騎手（7戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。