ジョウノベネチア（1998年生、母ダイナバーディ）

ジョウノベネチア（1998年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時14歳）と交配したダイナバーディが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地13戦2勝2着4回、地方7戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

12月2日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に終わった。

4歳（2002年）

5月22日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、一般D2-2（札幌(地)ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のオークフリートに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた3戦目は、一般D2-1（札幌(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のエイダイハートに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月27日、中2週で迎えた4戦目は、カペラ特別（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったエルマタドールから1馬身半差の2着に敗北した。

7月2日、連闘で迎えた5戦目は、一般D1-1（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のモガミシローに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月17日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2-2（旭川ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤正弘騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のティンバーカコに2馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

7月31日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、アグリ工房まあぶ特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤正弘騎手（5戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のレオパシフィックに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月7日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラシアンビューティに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月22日、中1週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったマイフェアレディをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

10月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5歳（2003年）

3月29日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエアリングに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中1週で迎えた13戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の遠野特別（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はファンドリカイゼンと並んで2着同着となった。

5月25日、中5週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したスペルティグレスにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月22日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた16戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた17戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったジュメイラビーチから3馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフミノシンデレラをクビ差振り切って1番人気に応えた。

10月5日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。