タイガロピーヌ（1992年生、母タイシオリ）

タイガロピーヌ（1992年5月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタイテエム（当時23歳）と交配したタイシオリが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）メイタイ牧場。戦績は、中央平地26戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1997年の’97ゴールデンブーツトロフィー(900万下)。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

9月17日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は414kg。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタカラストライカーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3歳（1995年）

4月22日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、4歳500万下のあずさ賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中京芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上村洋行騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

8月5日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の牧園特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で上村洋行騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の国東特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で上村洋行騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したキンザンスターにアタマ差届かず2着に惜敗した。

9月2日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の青島特別（小倉芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で上村洋行騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタイキアルセーヌをクビ差振り切って2勝目を収める

9月23日、中2週で迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のサファイヤステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

4歳（1996年）

6月15日、約9か月の休養明けで迎えた11戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月14日、中3週で迎えた12戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた13戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

8月18日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の江差特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のネーハイエンプレスに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月31日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のSTV杯（函館芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったアリダースルーにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

9月14日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したマイティグレイに半馬身届かず2着に敗北した。

10月19日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

5歳（1997年）

7月13日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下のかもめ島特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（9戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（10戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下のUHB賞（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（12戦2勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の秋分特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手（13戦2勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上村洋行騎手（14戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の醍醐特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で上村洋行騎手（15戦2勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた25戦目は、J.コレット騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’97ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 雨/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダイセツランドに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

12月20日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のクリスマスキャロルハンデキャップ（阪神芝2200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は上村洋行騎手（16戦2勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。