ダイナエルカップ（1984年生、母エルカツプ）

経歴

デビュー前

2歳（1986年）

11月30日、デビュー戦は飯田明弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着を確保した。

3歳（1987年）

1月6日、中2週で迎えた3戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ロングホーザンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

2月1日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアグネスディクターに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月22日、中2週で迎えた6戦目は、柴田政見騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のこぶし賞（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、5着を確保した。

3月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下のふきのとう特別（中京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は加用正騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったインターホダカを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月28日、中1週で迎えた8戦目は、4歳400万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政見騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた9戦目は、4歳400万下のあずさ賞（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は加用正騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のエムイースワローに1馬身1/4の差をつけて制した。

5月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンの葵賞（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（5戦2勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったマルブツロンリーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手（7戦2勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政見騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったサンライズベストにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政見騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアジスイセイに1馬身1/4の差をつけて優勝

12月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1400万下のサンタクロースステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は加用正騎手（8戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4歳（1988年）

1月6日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上1400万下の万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。