ナーラック（2017年生、母パフュームスター）

ナーラック（2017年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「かわいい(タイ語)」。毛色は栗毛。種牡馬のスマートファルコン（当時12歳）と交配したパフュームスターが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。2022年の日本海スプリント(地方重賞)で3着に入った他、2022年の徽軫賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月20日、デビュー戦は木幡育也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/重）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた3戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3歳（2020年）

2月2日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月22日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稲妻のような末脚を発揮し、3着に入った。

3月20日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

4月19日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は木幡育也騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のチャームインレースに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月16日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

12月12日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

4歳（2021年）

3月21日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（5戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡育也騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月2日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（5戦1勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡育也騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

12月28日、中8週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡育也騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

5歳（2022年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた16戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、マーチ特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

3月20日、連闘で迎えた17戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、春分特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた18戦目は、ゼラニウム特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた19戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬で特産品キャンペーン実施中!特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストロングフーヴスに6馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた20戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の徽軫賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた21戦目は、スーパースプリント賞（金沢ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（2戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクールシャインに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

6月28日、中3週で迎えた22戦目は、地方重賞の日本海スプリント（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦の金沢クイーン賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田勇真騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた24戦目は、宝立七夕キリコまつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。