ナナクサ（2008年生、母トゥインチアズ）

ナナクサ（2008年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「七草」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時11歳）と交配したトゥインチアズが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は古本正則。戦績は、中央平地1戦0勝、地方34戦5勝2着6回。2011年の東海クイーンカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2011年の菊水賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、古本正則から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、大谷正嗣によって168万円で落札された。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

5月12日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ラフメットに交わされて1馬身差の2着となった。

5月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月21日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、ドクターブリーズに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

12月22日、中5週で迎えた5戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカモンヒルマンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2011年）

1月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマルヨロイヤルに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳A（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平岩潤一騎手（2戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく3着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた8戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で平岩潤一騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグリーンアイズにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳A（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で平岩潤一騎手（4戦2勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のホクセツサンデーに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

4月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で平岩潤一騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ホクセツサンデーに交わされて2馬身差の2着となった。

4月28日、中2週で迎えた11戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で平岩潤一騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったエルウェーオージャに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月19日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で平岩潤一騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月15日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた15戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイワシンシアに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月18日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた17戦目は、姫路さぎ草特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は平岩潤一騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた18戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた19戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、デイリーハーバーランド特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた20戦目は、MBSラジオ1179賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4歳（2012年）

4月26日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた22戦目は、あやめ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上B1 B2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた25戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

5歳（2013年）

4月5日、約7か月の休み明けで迎えた26戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた27戦目は、フラワーセンター特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

6月13日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた30戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヒカルサプライズに4馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

7月5日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた32戦目は、サンスポ御堂筋特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（9戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、ディアバイブルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月20日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。