ハイコロラトゥーラ（2017年生、母ビエンナーレ）

ハイコロラトゥーラ（2017年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「クラシック音楽において華やかにしている音節」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時14歳）と交配したビエンナーレが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。主な勝ち鞍は2021年の一般C1七。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

3月1日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた2戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

6月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて17着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた5戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

8月25日、中5週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた6戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳B9（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プラズマテイルに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月8日、中1週で迎えた7戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るベルザロイヤルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月22日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2七（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモーニンググロウに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

10月11日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1九（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた10戦目は、朝倉ゆり生誕祭当日記念（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、フクノソミュールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、ストック賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた12戦目は、内田健介誕生記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦のエリカ賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のキャメポートをクビ差振り切って3勝目を収める

4歳（2021年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、牝馬限定戦のつばき賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1七（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のヒロノモンスターをアタマ差振り切ってファンの支持に応えた。

4月27日、中2週で迎えた16戦目は、一般B2七（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた18戦目は、競馬かふぇ.comオープン記念（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦のローズマリー賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（7戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。