ラシンティランテ（2009年生、母アドマイヤキラメキ）

ラシンティランテ（2009年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「きらめき（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時11歳）と交配したアドマイヤキラメキが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地19戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の堀川特別(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,200万円（55万×40口）で一口馬主が募集された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

8月21日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイブリーズを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月1日、中5週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

11月27日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るフレイムコードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月11日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

3歳（2012年）

1月9日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月11日、中8週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

4月22日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず11着に敗れた。

9月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフレイムコードに1馬身3/4の差をつけて3勝目を奪取した。

11月11日、中3週で迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2013年）

6月16日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

10月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月17日、中4週で迎えた14戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2014年）

3月30日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、E.ペドロサ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝1800m 外回り小雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったイリュミナンスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月25日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

7月5日、中5週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。