メジロワルツ（1993年生、母メジロハイネ）

メジロワルツ（1993年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時16歳）と交配したメジロハイネが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）吉田ファーム。戦績は、中央平地29戦2勝2着2回、地方1戦0勝2着1回。1996年のスイートピーステークス(オープン牝)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

12月3日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

3歳（1996年）

3月24日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着を確保した。

4月21日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマニッシュガールに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月3日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。17頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月24日、約7か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4歳（1997年）

3月8日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

3月22日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

4月26日、中4週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月19日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（9戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（10戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月16日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（11戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（12戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（13戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（14戦1勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5歳（1998年）

2月8日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（15戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で吉田豊騎手（16戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したクロシェットノエルを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月14日、中1週で迎えた21戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた22戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月4日、中3週で迎えた23戦目は、妙高特別（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（17戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったイブキキャンバスから1馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（18戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスプリングアローをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

6月6日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（19戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスノーブライダルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月4日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（20戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月8日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた27戦目は、4歳以上500万下の両津湾特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（21戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（22戦2勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

6歳（1999年）

1月6日、約4か月半の休養明けで迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（23戦2勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた30戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（24戦2勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。