イブキキャンバス（1994年生、母シー）

Ibuki Canvas

1994.02.11

イブキキャンバス（1994年2月11日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のDemons Begone（当時10歳）と交配したシーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

1月7日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

3月16日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月7日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカーレッジシチーをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

4歳（1998年）

3月18日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、名古屋チャレンジカップ ヴェスタ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた6戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月4日、中2週で迎えた7戦目は、妙高特別（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高橋亮騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロワルツに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上500万下の氷ノ山特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセレクトグリーンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったダッシュホーラーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（8戦1勝）。15頭立ての4番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（9戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で高橋亮騎手（10戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。