クロシェットノエル（1994年生、母サマーミストレス）

クロシェットノエル（1994年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のミルジヨージ（当時19歳）と交配したサマーミストレスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地26戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年の初風特別(900万下)。

経歴

デビュー前

田村駿仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

5月11日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1600m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、6着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のハナザカリに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（1998年）

2月7日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったケイアイバラードにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

2月28日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のメジロワルツに1馬身1/4の差をつけて優勝

3月28日、中3週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

4月11日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下のリバーテムズ賞（東京芝1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ダイワテキサスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月27日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のマウンテンワールドを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

8月1日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の豊栄特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたスノビッシュ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月12日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の初風特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオースミモンスターを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月4日、中2週で迎えた15戦目は、福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下のキャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（6戦2勝）。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、6着を確保した。

12月26日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（7戦2勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5歳（1999年）

3月6日、中9週で迎えた19戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（8戦2勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月9日、中5週で迎えた21戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の薫風ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上1600万下のメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

9月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた24戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

11月20日、中5週で迎えた25戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた26戦目は、J.ムルタ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。