ファイアーベル（2010年生、母トーハルミツル）

ファイアーベル（2010年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時9歳）と交配したトーハルミツルが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヒカル牧場。戦績は、地方27戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年のノベンバースター賞(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒカル牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

安池成実厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2012年）

8月24日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は493kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスペシャルゴールドに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月16日、中7週で迎えた2戦目は、2歳戦の根岸特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のシャイニングフューチャー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の新番特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた5戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のサウンドホース賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のセイントチェイサーに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

3歳（2013年）

1月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の初夢特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

1月30日、中3週で迎えた7戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、クラグオーにクビ差交わされて2着となった。

2月21日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンの’13雲取賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

4月17日、中7週で迎えた9戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月8日、中2週で迎えた10戦目は、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

8月20日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、秋涼特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、イーサンヘイローに半馬身交わされて2着となった。

9月3日、中1週で迎えた12戦目は、サファイアスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ドリームネイチヤーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月26日、中2週で迎えた13戦目は、九美上特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るレディハートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

10月30日、中4週で迎えた14戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた15戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のディレクシオンに1馬身の差をつけて4勝目をマークした。

12月17日、中4週で迎えた16戦目は、もみの木特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4歳（2014年）

1月3日、中1週で迎えた17戦目は、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

5歳（2015年）

3月6日、約14か月の休み明けで迎えた18戦目は、ブラッドストーン特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた19戦目は、卯月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた20戦目は、ライラック特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた21戦目は、青葉特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた22戦目は、大磯町特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（8戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた23戦目は、ア・フラッド・オブ・サークル賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で町田直希騎手（9戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた24戦目は、三浦すいか特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（4戦1勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた25戦目は、銀河特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた26戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、株式会社ソフテム30周年記念（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

10月19日、中5週で迎えた27戦目は、しずおか爽秋特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦1勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。