ポルタフォリオ（2018年生、母アンリミテッドバジェット）

ポルタフォリオ（2018年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「札入れの財布(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時17歳）と交配したアンリミテッドバジェットが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2023年の京都ハイジャンプ(JG2)で3着に入った他、2023年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月7日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったジュディッタにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたミッションレール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月13日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったイツカハシャチョウにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（2021年）

3月20日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブザービートに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月10日、中2週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた6戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

7月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスのタイランドカップ（小倉芝2600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

10月30日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月28日、中7週で迎えた9戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のマリスドランジュをハナ差制して2勝目を手にした。

4歳（2022年）

2月12日、中6週で迎えた10戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月26日、中5週で迎えた11戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月2日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5歳（2023年）

1月28日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、牛若丸ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 雪/重）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったセデックカズマからクビ差の2着に惜敗した。

3月25日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月13日、中6週で迎えた17戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月21日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内雨/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた19戦目は、京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（2024年）

3月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた21戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

2024年4月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。