カエラチャン（2007年生、母ユーワオトメ）

カエラチャン（2007年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「愛猫名愛称」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時23歳）と交配したユーワオトメが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ムラカミファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方20戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C2 33。

経歴

デビュー前

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月26日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は410kg。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

3歳（2010年）

1月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

3月13日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5月9日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

6月19日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

8月5日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月25日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

12月11日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のユウミホープを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月19日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上C2 31（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、シゲルノブナガに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた11戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のトシザノンリーを3/4馬身振り切って優勝

1月23日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエフティブレーヴに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

1月29日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

2月5日、連闘で迎えた14戦目は、佐賀どこまってんいくスプリント特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（5戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のディアシルフに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

3月5日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシノニケに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月20日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（7戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月17日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のジュニアレジデントに2馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

5月21日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、リシアンサスに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月6日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で山口勲騎手（11戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で山口勲騎手（12戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のブユウデンに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

7月3日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で山口勲騎手（13戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で山口勲騎手（14戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で山口勲騎手（15戦5勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。