エイトコスモ（2002年生、母フジノイナズマ）

エイトコスモ（2002年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋宇宙（コスモス）より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時13歳）と交配したフジノイナズマが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）不二牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方19戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の白菊特別(一般B8)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、不二牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

山田要一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月10日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

9月8日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた4戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルパティシエに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月5日、中1週で迎えた5戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のゴールドウイング賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

11月26日、中3週で迎えた7戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るパンズワールドを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目を手に入れた。

12月2日、連闘で迎えた8戦目は、一般C7（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のユキノベッカムに3/4馬身の差をつけて優勝

3歳（2005年）

1月20日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、万作特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のノボリスイセイをクビ差制して1着ゴールを果たした。

2月15日、中1週で迎えた11戦目は、笠寺観音特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったセントクリスマスから3馬身差の2着となった。

3月9日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（8戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（9戦3勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月9日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般B12（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクリアーボーイを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月7日、連闘で迎えた16戦目は、シュウカイドウ特別（名古屋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月18日、中1週で迎えた17戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、リンドウ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた18戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、白菊特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチアズラスティに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月14日、中1週で迎えた19戦目は、静岡県畜産特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（12戦4勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた20戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（13戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた21戦目は、ポインセチア特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。