ウイングバード（2003年生、母ブラッセルフラウ）

ウイングバード（2003年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「飛ぶ鳥」。毛色は芦毛。種牡馬のウイングアロー（当時8歳）と交配したブラッセルフラウが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、地方17戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の岩手山特別(一般C2)。

経歴

デビュー前

池田孝厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2006年）

3月31日、デビュー戦は佐藤隆騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカネショウハンターを豪快な末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

5月17日、中3週で迎えた3戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた4戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のナスノサンサンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったヤングヤングに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4歳（2007年）

1月4日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2-11 12 13（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るガッサンハートを豪脚で半馬身差し切って3勝目を獲得した。

1月30日、中3週で迎えた8戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

2月27日、中3週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したフジキドリームを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月19日、中2週で迎えた10戦目は、岩手山特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のアクトジローをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月11日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1三四（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ラッキートゥモロウに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月17日、中4週で迎えた12戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月6日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた16戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。